貯まる人のお金を使うコツはたった1つ|自分にとって必要かを問いかけよう

お金の知識
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贅沢をしているようにみえるのに、自分より貯金をしている人っていますよね。貯まる人はお金を使う基準がはっきりしています。自分にとって必要か、お金をかけるべきかがちゃんとわかっています。

今回は20代で1000万円貯金した私がメリハリ消費の大切さに気付いたきっかけ、貯まるお金の使い方を解説します。

この記事を読めば、貯金するのに必要なお金の使い方が分かります。

捨てるもののために働いている?

大掃除や引っ越しをすると、なぜか大量のものを捨てることになりませんか。もちろん中には使えなくなった家具や家電、着古した服などもあると思います。ですが、あまり使わなかったものや新品のものも捨てる羽目になることがあります。

私は在学中から今までで5回の引っ越しをしました。その度に70リットルの袋2つ分ほどのごみを出していることに気づきました。この時、自分は捨てるもののために働いているのだと思いました。

捨てたものを思い返すとと、何となく買ったもの、安かったから買ったものが多かったです。その時から自分にとって必要なもの以外はお金をかけないようになりました。メリハリ消費の始まりです。

自分にとって必要かを問いかける習慣をつける

ものを買う時は、「自分にとって必要か」を考えてから買います。もっと具体的に書くと、以下の3つのことを考えます。

・自分にとって必要か
・どんなメリットをもたらしてくれるのか
・コストパフォーマンスは高いのか

始めは面倒に感じますが、慣れます。自分にとって必要かを考えることで、浪費を防げます。

例えば、服を買いに行くときは事前にクローゼットを見ることからスタートします。どんな服を持っていて、今後どんな服が必要なのか。今自分が持っている服を知ることで欲しい服がイメージできます(自分にとって必要か)。

次に、実際にお店に行ってに服を見ます。どんな場面で、どのくらい着回せるかをイメージします(どんなメリットをもたらしてくれるか)。

そして気に入った服があったら、今買うべきなのか、クーポンはあるのか、セールの時期まで待つべきかを考えます(コストパフォーマンスは良いのか)。

本当に買うべきかわからなければ他のお店を一通り見て決めます。よく行けるお店なら日にちをあけることもあります。時間をおいても欲しいと思えたら買います。ここまで考えて買った服です。大切に長く着たいと思えるはずです。

もちろん安いものでも同じです。

100円ショップに行くと、つい「100円だから買っちゃおう」と思うことがあります。ですが、買っても使わずに捨てることになれば100円を捨てているのと同じです。

逆に、100円でも自分の求めている機能に達していなければ買わないようにしています。少し高くても自分が求めているものを買います。そのほうがコスパが高いからです。

自分にとって必要かを考える習慣が身につくと、自然と物欲がなくなっていきます。今持っているもので満たされるからです。

でも1つ注意点があります。パートナーや子供がいる方は、自分にとって必要かを考える中で妥協が必要になってきます。共同で使うものや食べるものは、自分にとって必要でなくても相手が必要だと思うことはよくあるからです。

自分の価値観を押し付けるとギクシャクしまうので注意しましょう。

判断に迷ったら、消費、浪費、投資のどれに当てはまるか考えよう

いざ実践してみると、自分にとって必要かの判断は意外と難しいです。買う時は必要だと思っていたけど、後から考えてみるとお金をかけなくても良かったこともあります。

自分にとって必要かを判断に迷ったら、それが消費、浪費、投資のどれに当てはまるかを考えると分かりやすくなります。

消費・・・生活する上で必要な支出
浪費・・・必要でない支出、ストレス解消のために出ていくお金
投資・・・将来のリターンが見込める支出

消費

消費は生活する上で必要な支出のことです。基本的に、衣食住に関わるものが多いです。

例えば、食費、日用品代、家賃、光熱費、水道代、服代などです。消費は工夫次第で減らすことができます。もちろん減らしすぎは健康を害することになるので、費用対効果を考えて減らしていきます。

浪費

次に、浪費は生活する上で必要でないお金です。ストレス解消のために出ていくお金とも言えます。衣食住に関することも、ストレス解消のために使えば浪費になります。なぜならストレス解消はお金をかけなくてもできるからです。

例えば、ストレス解消のためにジャンクフードを食べるのは浪費です。体に悪いし、自分にとってマイナスになります。

また、店員さんの勧誘に断れなくて買った服も浪費です。断って店員さんが嫌な顔をするのを見たくないというストレスの解消をしているのと同じです。

そして、見栄で買った一軒家も浪費です。一軒家を買うのを批判しているわけではありません。同世代の人が一軒家に住み始めたから自分も一軒家を持たないと見下されるかもというストレス解消のために買うのであれば浪費になります。

自分にとって本当に必要でないものは浪費です。浪費を減らしていくと、人生が豊かになり、お金も貯まっていきます。

投資

最後に、投資は将来のリターンが見込める支出です。

わかりやすい例を挙げると、資格勉強、本、セミナー、株式投資、投資信託、不動産投資などにかけるお金です。ですが、なんとなく資格を取っておけば安心だからと資格勉強に費やしたお金は投資とは呼べません。なぜなら、将来のリターンにつながっていないからです。同じように、自己投資だからと本をたくさん買って実行しない人も投資をしているとはいえません。勉強している感を出しているだけです。

他にも、人間関係を円滑にするための飲食代、相手に信頼されるための高級時計は投資に入れても良いと思います。人間関係を円滑にすることで働きやすくなったり、相手に信頼されることで営業成績の向上につながったりするかもしれないからです。

投資にかけるお金を増やすと、自分にお金が集まってくるようになります。

まとめると、以下のようになります。

消費→費用対効果を考えて減らす
浪費→減らすとお金が貯まるようになる
投資→増やすとお金が集まるようになる

できれば浪費を抑えて投資にお金を回したいですよね。

自分にとって必要なものがわかれば、軸ができる

自分にとって必要なものが買えるようになると、これにはお金をかけたい、これにはお金をかけなくてもよいという軸ができてきます。この軸があるとメリハリ消費がうまくできるようになります。

もちろん人によってこの軸は異なります。ある人は生活費はとことんまで削って、長く使うものにはお金をかけたいと思うかもしれません。また、ある人は食費や日用品は高くてもこだわったものを使いたいけど、鞄は安いもので十分と思うかもしれません。

私がお金をかけるもの、かけないもの

私は勉強やプレゼントにはお金をかけます。なぜなら、自分にとって有意義なお金の使い方だと思うからです。

最近、不動産投資の本を10冊買いました。金額は1万円くらいです。まだ実際に不動産を購入していないので「投資」とは呼べませんが、将来的に不動産投資で1万円以上生み出せる可能性を秘めています。

一方、プレゼントは、日々お世話になっている人への感謝を表すものです。それと同時に、その人との関係を今後も大切にしていきたいという表れでもあると思います。人とのつながりを大切にすることで、今後の人生を豊かになっていくと思うので、プレゼントは私の中で「投資」という位置づけです。

その代わりに服にはお金をかけません。服は安くても長く着回せるものを買います。ブランド物の服を着ても、私の生活の中では役に立たないと思うからです。

自分の軸を持とう

ものを買う時には「自分にとって必要か」を考える習慣をつけることで、浪費を防ぐことができます。判断に迷ったら、消費・浪費・投資のどれに該当するか考えます。

自分にとって必要なものがわかれば、これにはお金をかけたい、これにはお金をかけなくても良いという軸を持てるようになります。そして、メリハリ消費ができるようになります。

メリハリ消費でお金が貯まる体質を作りましょう。

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