働く女性が20代で1000万円貯めるには?
1000万円貯金してみたいけど、どうしたらいいの?私にできるの?
そんな方のために、入社5年目の27歳で貯金1000万円を達成した私の貯金方法をお伝えします。ケチケチ節約して1000万円の貯金を達成したわけではありません。
メリハリをつけて生活していれば、頑張らなくても達成できます!
お金はメリハリをつけて使う
簡単にできる!固定費の見直し
まずは月10万円貯金することを目標に今までのお金の使い方を見直してみましょう。毎月決まってお金を払っている固定費を見直すと家計のスリム化が図れます。
電気代やガス代、携帯料金は少し見直すのが大変なので、簡単に見直すことができる固定費を紹介します。
①サブスク(サブスクリプション)
毎月定額料金を支払えば、使い放題になるサービスのことです。
代表的なのは、アマゾンプライムやネットフリックスです。初回30日間無料のキャンペーンの時に登録して、そのまま何となく登録して料金を支払っている方も多いはずです。とても便利なサービスですが、毎月1000円以下の出費でも、続けていくと結構な額になります。頻繁にサービスを利用していないようなら、解約しましょう。
②美容関係
ジェルネイルや美容院代って結構高いですよね。
ジェルネイルは1回5000円くらいかかり、3週間ほど持つのですが、ジェルネイルを落としに行くのもお店に行かなければなりません。せっかくお店に行ったのだからまたネイルをやってもらおう・・・・・・とエンドレスに通ってしまい、大きな出費になります。お店のネイルは可愛いですし、テンションも上がりますが、一度手を引いてみましょう。
セルフネイルは家でできるので楽です。おすすめはジェルネイルシールです。100均にも売っています。爪に貼って、やすりでシールの長さを調整すれば出来上がりです。セルフネイルと違って、色ムラができないので見た目が良いです。何より、1週間くらいは剝がれずに持ってくれます。
100均のジェルネイルシールを週1回使うとすると、月400円の出費です。お店に行ってジェルネイルをするよりもぐっと節約できます。
ほかにも、
・美容院でのカラー
→家で市販の髪染めを使い、美容院は毎月ではなく3か月に一度行くようにする。
・ジム通い
→YouTubeのトレーニング動画を見て家でストレッチをする
など、今まで美容にかけていたお金を一度見直してみましょう。
お金を支払って使っていたサービスでも、お金をかけずにできるかもしれません。美容関係は一回当たりの料金が高額なので、見直し効果抜群です!
これなら簡単にできそう!
クレジットカードの活用
クレジットカードは買い物をしたときにお金を使った感覚がないので、節約には不向きという意見もあると思います。いえ、そんなことはありません。
現金で支払うとポイントがつきませんが、クレジットカードならポイントがつきます。また、クレジットカードを持っているだけで特別なサービスを受けられることもあります。
ところで、クレジットカード何枚くらい持ってますか?私は多い時で4枚持っていました。街に出ると、どこのお店でもクレジットカードを作るとポイント還元率が高くなるのでぜひ!と勧誘してきますよね。ついついクレジットカードを作りたくなってしまうのですが、クレジットカードは2枚ほどに集約することをおすすめします。
なぜなら、
・いくら使ったのか把握しやすい
・ゴールド会員などにランクアップしやすい
からです。
①いくら使ったのか把握しやすい
4枚クレジットカードを持っていたときは、支払い確定メールが毎月4通、それもバラバラの日にちで届くので、いくら使ったのかちゃんと確認できていませんでした。一枚あたりのカード利用額も1万円くらいなのであんまりカード払いしている気はしていなかったのですが、4枚の合計額を考えると結構な額になっていました。
カードを2枚に集約させてからは、カード利用額を把握できるようになり、多く使ってしまったときは原因を考え、気持ちを引き締めることができました。
②ランクアップしやすい
クレジットカードを集約させると、一枚あたりの利用額が増えるので、ゴールド会員などにランクアップしやすくなります。
私はエポスカードを利用しているのですが、使って1年半ほどで年会費無料でゴールド会員になることができました。
ゴールド会員になると、
・ポイントが消えない
・空港でラウンジが使える
・ポイント還元率が高くなる
などの特典があります。ポイントが消えないので、焦ってポイントを使うこともないので無駄遣いを防げます。また、無料で空港ラウンジでサービスが受けられるのはとても有難いです。お金をかけずにゆったりとした席で飲み物やおつまみをいただけるので、贅沢な時間を過ごせます。
ゴールド会員への無料インビテーション(招待)が届く明確な基準はわかりませんが、年間100万円は使っていたと思います。食料品代、洋服代、新聞代などの日々のお金はエポスカードで支払っていました。
クレジットカードを集約させるとゴールド会員にもなりやすいんだね!
ポイントカードを絞り込む
お店のポイントカードってついつい作っちゃいますよね。ポイントカードを作るとお店からメールが届き、全品10%オフなんて書いてあるとなんとなくそのお店のホームぺージを開いてぽちっと買い物。なんてことありませんか?ポイントカードの罠です!
また、ドラッグストアで、今日はポイント5倍だから買いだめしておこうなんてことありませんか?これもポイントカードの罠です。ポイント5倍っていくらつくんですか。数十円のポイントのために何千円も払っていませんか。
1年間使っていないポイントカードは断捨離しちゃいましょう。そしてメールやLineも届かないように配信停止、ブロックしましょう。
広告が届かないドラッグストアやケーキ屋さんのポイントカードも使っていなければこの機会に捨てましょう。お財布がスッキリしてお金を大切に使うことができます。
ポイントカードの罠にはまらないぞ!
節約しすぎない
1000万円を貯金したいから毎日もやし生活だ!なんて方は多くないにしても、食費を削って体調を壊したり、節約に意識が行き過ぎて趣味を我慢したりしていては、1000万円貯金する前に息切れしてしまいます。
将来のために貯金することももちろん大切ですが、今を楽しむことも大切です!
・月に2回は外食をする
・ボーナスが出たら2割は自分の好きに使う
・記念日は予算内で贅沢をする
・長期休暇は予算を決めて旅行する
など、自分のやりたいことにはお金を使いましょう。大切なのは、抑えられる消費は抑え、自分がうっとりすることにはお金を使うことです。もちろん予算を決めて楽しみましょう。
大きな買い物ほど油断しやすい?失敗したお金の使い方
みなさんには気を付けていただきたいので、恥ずかしながら私の失敗談を2つご紹介します。
失敗から学ぶぞ~
①引っ越しで40万円かかった話
新入社員の頃から会社の寮に入っていたのですが、会社都合で入社2年目で寮から出ることになりました。土地勘のない東京での物件探しは本当にどうしてよいかわからず、とりあえず職場近くの不動産屋さんに行きました。
会社からの家賃補助が出るということで、家賃は少し背伸びをし、なじみのある駅名で駅近、築浅の家賃月11万円の物件に絞りました。その日に物件を内見しに行き、すぐに契約しました。
後日、会社の家賃補助の申請をしたら、補助の対象は家賃だけで敷金と礼金、不動産屋さんへの仲介手数料、引っ越し代は全額自己負担でした。敷金、礼金、仲介手数料はそれぞれ家賃1か月分だったので、合計で33万円!
思ったよりもお金がかさんだため、引っ越し代はケチり、荷物は自分で運びました。東京の繁華街を布団を背負って歩くことになるとは想像していませんでした。
今回の引っ越しにかかったお金は、初回の家賃支払いも含め、40万円近くの出費でした。こんなにもかかるなら、家賃を身の丈にあったリーズナブルなものにしておくべきでした。
また、後から分かったのですが、同じ不動産会社でも支店によってキャンペーンが異なり、近所の支店では集会手数料半額キャンペーンをしていました。職場近くの支店ではなく、自分の家から近い支店にいけば5万5000円も節約できていました。
会社の制度、不動産屋さん事情、東京の物件事情を事前にもっと調べておけばかなりの出費を抑えられたはずです。知らないことがこんなにも高くつくということがこの引っ越しで分かりました。
②30万円の着物を買ってしまった話
着物をかっこよく着られる女性になりたいと思い、社会人になってから1レッスン500円の着付け教室に通い始めました。
自分で着物が着られるようになると、ちょっとしたお出かけに着られる着物が欲しくなりました。その頃、自分の着物は持っていませんでした。デパートで着物を試着してみると、どんなに安くても15万円もしました。
安く着物が買えないかなと思っていた、そんな時です。授業の一環で生徒限定価格の着物が販売されました。普段15万円する着物がなんと6万円。卸値だから実現できる価格と説明され、これは買うしかないと思い購入を決めました。
着物は6万円ですが、着物だけでは着物は着られません。矛盾しているようですが、着物を着るとなると、帯、帯締め、肌着、草履など揃えなくてはなりません。それに自分の身長に合うように仕立ててもらうので仕立て代もかかりました。合計27万円!かなり思い切った金額ですが、帯を選んだり、小物を選んでいるときは、着物を着て出かけに行けることが楽しみで、お金をかけても買うべきだと思いました。ここで終われば、自分のうっとりするものにお金を出すことができ幸せでした。
後日、洋服を買いにショッピングをしていると、カジュアルな着物屋さんが目に留まりました。その店ではすでに仕立てられた着物と帯、小物がセットで10万円を切った価格で売られていました。デパートも教室も自分のサイズに仕立ててくれる、いわゆるオーダーメイドだったので高額だったのです。既に仕立ててある着物にしておけば、もっと洗練されたデザインの着物を値段を抑えて買えたのです。もっと調べてから買うべきでした。
女性はスーパーでの数十円には敏感になるのに、普段買わない高額なものに対しては鈍感になるそうです。大きな買い物ほど、値段を抑えれば大きな節約ができるのは明白です。大きな買い物ほどよく調べてから買いましょう!
収入の額はあまり考えない
ここからは入ってくるお金についてです。ですが、ここはあまり重要ではないと思います。年収1000万円の人が1000万円貯金できているのかというとそんなことはありません。年収300万円の人でも貯めている人は貯めています。
1000万円貯金するのに大事なことは、収入よりも支出をどうコントロールするかです。お金を簡単に使ってしまう人はいくら稼いでも貯まりません。年収が上がったからと生活水準をどんどん上げていってしまう方は要注意です。
入ってくるお金よりも出ていくお金を見直す必要があるんだね
お金に働いてもらう
貯めたお金は何もしなければ普通預金口座に入ります。でもそのままで増えていきません。効率よく1000万円貯金するために、ぜひ貯めたお金にも働いてもらいましょう。いわゆる資産運用です。
資産運用に興味はあるけど、よくわからないや
資産運用とは、お金を何かに投資して増やすことです。不動産投資、証券投資などがありますが、手軽に行えるのが証券投資です。証券投資は、株や投資信託、債券などの金融商品に投資します。1000万円貯金するために私が実践していたおすすめの証券投資の方法をお伝えします。
毎月決まった額の少額投資を行う
毎月決まった額を金融商品に投資することで、価格が低い時にはたくさん買え、価格が高い時には買う量を抑えられます(ドルコスト平均法といいます)。この方法であれば毎月決まった日にちに買い付けを行うので買うタイミングに迷うことがなく、ストレスなく投資を始められます。
少額投資なら簡単に始められそう!
自分の会社に持株会の制度があれば持株会、そうでなければ証券会社に口座を開いて積み立てNISAなどから始めるのがおすすめです。
ちなみに私は持株会で給料天引きで自社株を2万円ほど毎月買っていました。少し貯金に余裕が出てからは、積み立てNISAで日経平均株価に連動する投資信託を3万円ほど買い始めました。
貯金が350万円貯まったら50万円ずつ証券口座に移して投資をする
少額投資に慣れてきたら、50万円ほどの少しまとまったお金を投資に回してみましょう。投資する金額を多くすることでリターン(プラス分)が大きくなります。
もちろん金融商品なので下がることもありますが、売り急いだりはせずに、長期的視野で投資していきましょう。下がったらまた50万円買い増しても良いです。下がった時に買い増すことで、平均取得単価を下げることができ、上がった時に利益を確保しやすくなります。
50万円からなら頑張れそう。でもどうやって投資を始めるの?
売買手数料の安いネット証券に口座を開き、日経平均株価やS&P500などの指標に連動するように作られている手数料の安い投資信託を買うのがおすすめです。
投資信託は複数の企業の株を一度に買えるので個別企業の株を買うよりも値動きが比較的安定しています。また、日経平均株価などの指標はニュースなどでもチェックしやすいのでとても分かりやすいです。
なぜ貯まらないのか
何でもワンランク上のものにしてしまう
年収が同世代の人よりも高い方は要注意です。
服やカバンは高級ブランド品、スーパーは成城石井、プレゼントももちろん高級ブランド品というように、何でもワンランク上にしてしまうとお金がいくらあっても貯金に回りません。
見栄のためにお金を浪費するのはもったいないです。自分にとって価値があると思ったもの、自分がうっとりするものにお金をかけましょう。
例えば、私は服が好きですがブランドにはこだわりがありません。いろいろなお店を回って、安くても高く見えて着回せる服を購入するようにしています。でも靴にはある程度お金をかけます。決まったブランドの靴を愛用しており、直しながらも長く使っています。
何となくお金を使っている
あんまりお金を使っていないのに、貯金が貯まらない方の原因の多くが、何となくお金を使っていることです。ラテマネーと言われています。
1杯のコーヒーを買うくらいの安いお金ですが、積み重なると大きなものになります。例えば、毎日300円のコーヒーを買っているとすると、1か月で300円×30日=9000円です。
もしコーヒーを買わずに、コーヒーを水筒に入れて持っていけば1杯30円ほどなので、1か月でも900円で収まります。ラテマネー代表は、カフェ代、コンビニ代、タクシー代などです。
ラテマネー対策におすすめなのが家計簿です。家計簿はつけていますか?家計簿をつけると、
・何にお金を使ったのか把握できる
・お金を払った時だけでなく、家計簿をつけたときにもお金が出ていったことを実感できるので今後の消費を抑制できる
・今月お金を使いすぎたのか、上手く抑えられたかの反省ができる
といったメリットがあります。
デメリットは面倒なことだと思いますが、家計簿アプリを使えばスマホで簡単に家計簿をつけられます。ものを買ったら家計簿をつけることを習慣にしましょう。
今日から家計簿つけるぞ!
お金を使ってストレス発散してしまう
日々生活をしているとなぜだかストレスって溜まっていきますよね。仕事がうまくいかない、人間関係のもやもや、たまった洗濯物・・・・・・。ストレスの原因を挙げるときりがありません。
そんな時、好きなものをおなか一杯食べたり、欲望のままに買い物をしたりするとストレス解消できますよね。ストレスが溜まっているときはお金の使い方が荒くなりがちなので要注意です。
自分に合ったストレス解消の方法を知っておくと、お金を使わずに、もやもやした気持ちが晴れます。自然の中を散歩したり、思っていることをノートに書き出したりする方法など、いろいろ試してみてくださいね。
まとめ
20代で1000万円貯めるには、毎日の少しの意識が大切です。まずはお金をメリハリをつけて使うことから始めます。今まで何となくお金を使っていた過去の自分にさよならを言いましょう。
そして、お金が貯まってきたら少しずつ投資に回し、効率的にお金を増やしていきます。
1000万円貯金のある人も最初は0からのスタートです。今日からメリハリ消費を始めていきましょう。
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