こんにちは、ファイナンシャルプランナー(CFP®)認定者のソダマネです。
「結婚することになったけど、お金の話ってどこまでした方がいいんだろう……。」とお悩みではありませんか?
結婚が決まると、両家の挨拶、結婚式、ハネムーン…などやることがたくさんありますよね。その中にお金の話は入っていますか?お金の話はデリケートで話しにくいかもしれませんが、今後一緒に生活していく中でお金は必ず必要になっていきます。結婚前にお金について話していないと、結婚後にお金のトラブルに発展するかもしれません。
この記事を読めば、結婚前にパートナーとしておきたいお金の話と、話しにくいお金の話を切り出す方法がわかります。
・結婚後に相手のお金のことで後悔したくない!
・結婚前にどんなお金の話をすればよいか知りたい!
・幸せな結婚生活を送りたい!
という方は、ぜひお読みください。
結婚前にしておきたい5つのお金の話
結婚前にパートナーとしておきたいお金の話は以下の5つです。
②いくら貯金があるか
③借金の有無
④家計管理の方法
⑤お金に対する価値観
①お互いの収入がいくらか
お互いの収入について把握しておけば、今後の家賃、生活費、貯金額などの計画が立てやすくなります。結婚後に夫婦で財布をまとめる家庭は、相手の収入を把握するのは必須です。
一方、リクルートブライダル総研の新婚生活実態調査2018 によると、結婚後も財布を別にしている家庭も全体の2割弱います。財布が別だと、お互いの収入について知らなくても生活できてしまいます。ただ、夫婦財布別であっても、今後どちらかが働けなくなり、どちらかの収入だけで生活していく可能性はあります。将来の生活のためにも、お互いの収入は把握しておきましょう。
私たち夫婦の場合、結婚前に収入を公開しました。会社から源泉徴収票が届いたときに、夫から「ソダマネの業界って年収どれくらいなの?」と聞かれ、お互いに源泉徴収票を見せ合い、お互いの収入を把握しました。
源泉徴収票っていつもらえるの?
源泉徴収票は12月から1月に勤務先からもらえます。源泉徴収票を見ると、1年間の額面での収入(年収)と、控除後の手取り金額が分かります。
結婚前に収入を公開し合ったので、結婚後もお互いの収入についてはオープンに話せています。源泉徴収票が届くと、お互いに見せ合う習慣もできました。
②いくら貯金があるか
結婚前の貯金額は、結婚費用や引っ越し費用のベースになります。
いざ結婚式を挙げようと思っても、お金がないと、お金を貯めてから行動を起こすことになり、時期がずれていきます。男性側によくあるのが、婚約指輪に大金をつぎ込んでしまい、結婚費用が準備できないという事態です。
結婚費用の例を挙げましたが、引っ越し費用にもまとまったお金がかかります。そのため、相手がどのくらいのお金が用意できるのかを早い段階から把握しておきたいです。お金がない場合でも、貯金がないことが早めに分かれば、貯める時間ができます。
「貯金いくらある?」とは聞きにくいですし、相手に自分のお金をあてにされてると警戒されてしまう恐れがあります。そのため、「結婚費用は350万円くらいのイメージだけど、どう思う?」や「引っ越すのに100万円くらいかかるみたいだけど、現実的かな?」などと今後のイベントにかかる費用についての話題を出すと、相手にどのくらい貯金があるのかわかってきます。
早めに式場の下見に行って、予算を見積もってもらうのも手です。一気にお金の話が現実的なものになり、貯金額の話に持っていきやすいです。
③借金の有無
借金の有無は、結婚後も返済が続くようなら、相手に話しておくべきです。結婚後に借金があることが発覚すると、信頼関係が一気に崩れます。
借金が家計の負担になって、結婚式があげられなかったり、マイホームが建てられなかったりと、今後のライフイベントにも影響が出てくるかもしれません。奨学金や車のローンも借金です。相手が不安に思いそうなことは結婚前にクリアにしておきたいです。
④家計管理の方法
一緒に生活を送る上で、夫婦の財布を一つにまとめるのか、別々にするのかなど、家計管理の方法は話し合うと思います。ちゃんと話し合っておくことで、結婚後に「生活費を入れてくれない」などといったトラブルを防ぐことができます。
家計管理方法は大きく4つに分けられます。まだ家計管理方法を決めていない方は、別の記事で、それぞれの家計管理方法のメリット・デメリット、どんな夫婦に向いているのかを詳しく書いています。あわせてお読みください。
なお、記事は共働き夫婦向けに書いていますが、片働き夫婦でも当てはまる内容になっています。
どの家計管理方法を選択しても、絶対に話し合ってほしいのが、今後のための貯金についてです。給料で生活をして、残ったのお金を貯金に回していても、いつまで経ってもお金は貯まりません。
結婚後には出産や子育て、マイホーム、車の購入など楽しいライフイベントが待っています。ただ、同時にお金もかかります。楽しい生活への備えとして、家計管理方法について話すときには、今後の貯金目標やどうやって貯金していくかも話し合っておきましょう。
⑤お金に対する価値観
お金に対する価値観というと難しく聞こえますが、何にお金を使いたいかということです。例えば、日用品は安いもので良いが、財布や時計など身に付けるものは良いものを買いたいなどです。その一方で、日用品はオーガニックなどこだわりのものを使いたいが、財布や時計は使えれば何でもよいという価値観の人もいます。
お金の使い方はあまり人と話すことがなく、自分のお金の使い方が当たり前だと思い込んでしまいます。お金に対する価値観が大きくずれていると、結婚生活でのストレスが溜まります。
でも、お互いのお金の使い方について共有していると、「この人はこういうお金の使い方をする人なんだ」と気持ちに整理がつきやすくなります。
ただ、貯金もせずにギャンブルに大金をつぎ込んでいたり、アプリに課金しているようだったら、今後の二人の生活のために改善する必要があります。
お金の話を切り出すタイミング
お金の話は普段からしていないと、なかなか話しにくいものです。「よし、お金について話そう!」と思って、ストレートに「いくら年収ある?」「いくら貯金しているの?」と聞くのはあまりおすすめしません。相手に自分のお金をあてにされていると警戒されてしまいます。
お金の話を切り出すタイミングは、将来についての話が出たときがおすすめです。
・新婚旅行はどこに行く?
・子どもは何人欲しい?
・どこに住みたい?
・マイホームはどうする?
こんな話が出たときは、お金について自然に持っていけます。
例えば、「結婚式は○○で挙げてみたいな~。いくらくらいかかるんだろう。」ネットで金額をざっくり調べて、「○○万円くらいになりそう!結構高いけど、予算は大丈夫かな。私は○○万円貯金があるけど、Aくんはどんな感じ?」というような具合です。
一方、唐突に「貯金いくらあるの?」と聞かれたら、驚きますよね。「なんでそんなこと聞くの?」とはぐらかされる可能性があります。
楽しい将来の話からお金の話をすれば、相手も話しやすくなります。
結婚前にお金の話をして、幸せな結婚生活を送ろう
最後に、結婚前にしておきたい5つのお金の話を振り返っておきます。
①お互いの収入がいくらか
②いくら貯金があるか
③借金の有無
④家計管理の方法
⑤お金に対する価値観
結婚前は将来について話をする機会がたくさんあると思います。将来の話が出たときは、お金の話につなげるチャンスです。
結婚前に夫婦でお金の話ができていると、結婚後のお金のトラブルを防げます。また、何かお金の不安を感じたときに相手に話しやすくなります。
私たち夫婦は結婚前からお金の話をしていたので、結婚後もお金の話をオープンに話す土台ができています。
結婚4年目になりますが、今後の子どもの教育費という少し重たい話から、株の配当金で何を買うかといった楽しい話まで、日々お金の話をしています。
お金の話は言い出しにくいですが、結婚前に話しておかないと、結婚後はもっと言い出しにくくなります。結婚前にお金の話をオープンに話せる関係ができると、結婚生活がさらに楽しくなると思います。
このサイトでは、お金に関わる不安を解決するためのヒントとなる記事を書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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